夜空のルーナ 3
1年に1度の逢瀬もあっという間に終わってしまう
また来年まで遠い空の彼方の月になるユノ
冥界で魂の浄化するチャンミン
もう何十回こうして別れては1年がたち
逢って抱き合っているのだろう
僕達は永遠の命を与えられた時から歳をとらなくなった
何時までも美しいユノを見つめるだけの時間も欲しかった
もっともっと会話を楽しむ時間が欲しかった
チャンミンは別れ際にいつも、そんな後悔に似た感情を持っていました
それはユノも同じでした
もっと美しくて可愛らしい恋人を眺めていたかった
もっともっとお互いに笑い転げてみたかった
ユノはチャンミンと逢うと、期待と欲望が優先してしまう自分が嫌だった
チャンミンの髪を顔を唇を…もっと撫でて、ただその頬に自分の頬を寄せたかった
Luna